どーも、げーちゃんです。本日のテーマは「生産準備とMachine」です。
第6~22回は、企画書の中身を丁寧に説明してきました。第23回以降は、企画書を元に生産準備する4Mについて詳しく説明したいと思います。
生産準備の起点(初級編 第3回)にて、製造図面と生産計画が生産準備の起点の情報であると説明しました。
特に、Machine(設備)の生産設備に関して詳しく説明したいと思います。
・Machineの生産設備の考え方

前回の復習
生産準備とMachine
Machineとは、製品を作るために必要な「機械+治具+工具+金型+補助装置」の集合体です。
つまり、単なる機械ではなく、生産ラインを動かすための“物理的な機構の全体”が Machine に含まれます。
Machine の目的は「QCDを安定して再現するための仕組みを作ること」です。
特に重要な下表の3分類に関して、説明していきたいと思います。
| No | 分類 | 内容 |
| 1 | 設備 | ・設備の種類 |
| 2 | 治具・治工具 | ・治具・治工具の種類 |
| 3 | 金型 | ・金型の種類 |
設備
設備とは、生産工程で製品を作るために必要な機械、又は、補助装置です。
受入工程、加工工程、組立工程、検査工程、出荷工程で使われる設備が対象となります。
大きく分類すると、搬送設備、加工設備、組立設備、検査設備の4種類があります。
これらにインフラ系+情報系設備を追加し、6種類が生産準備で扱う設備群です。
工程と生産設備
各工程で使われる設備を表で纏めました。
| 分類 | 搬送 設備 | 加工 設備 | 組立 設備 | 検査 設備 | インフラ系 設備 | 情報系 設備 |
| 受入工程 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 加工工程 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | |
| 組立工程 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | |
| 検査工程 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 出荷工程 | 〇 | 〇 | 〇 |
搬送設備、インフラ系設備、情報系設備は、基本的に全ての工程で使われます。
これはある意味当たり前で、どの工程でも搬送する(製品・半製品・部品を運ぶ)必要があります。
また、どの工程でも電気・通信等のインフラ系の設備は必要ですし、トレースアビリティを初めとする管理するためのシステムや情報収集&分析するためのシステムも必要です。
一方、加工設備は加工工程だけで、組立設備も組立工程だけで使われます。
稀に、加工&組立を両方する工程もありますが、そういった場合は、加工&組立の両方の設備が導入されることもあります。
少し分かりにくいのが、検査設備です。
検査設備は、受入工程で受入検査で使いますし、検査工程で外観検査、寸法検査、トルク検査等で使います。
加工工程や組立工程でも半製品の品質確認をするために、検査をする場合があります。
なんで最終検査ではだめか?という目線は当然なのですが、2つの視点があります。
視点1.自工程完結(次工程に不良を流さない仕組み)
視点2.半製品時しか検出できない不良検出
一つ目の視点の自工程完結に関してですが、加工又は組立する工程で発生する不良は、自身の工程で不良を捕まえるということです。
これにより、手直しや不良の廃棄コストを最低限にすることができます。
基本的には、加工設備自身、組立工程自身に検査機能を搭載するのが基本ですが、やむを得ない場合は別で追加の検査設備を導入する場合もあります。
ここでのやむを得ない理由は様々ですが、例えば、
理由1.加工設備や組立設備に検査機構を合体させると検査精度が著しく下がる(品質)
理由2.検査機構が高価&短サイクルタイムのため、経済合理性が著しく下がる(コスト、デリバリ)
等があります。
二つ目の視点の半製品時しか検出できない不良検出に関してです。
例えば、製品をすべて組立後では、製品内部の状況はわかりません。
半製品の時であれば、製品の内部の状況もはっきりと目視できます。
このときであれば、外観カメラ(厳密には内観カメラですが)で、検査することができます。
これは一例ですが、製品内部の検査や、半製品単体の検査等は、半製品状態で保証するのが一般的です。
そのため、加工工程や組立工程にも検査設備が導入されることがあるということです。
生産設備と製造設備
生産とは(導入編 第1回)にて、生産と製造の違いを説明しています。
生産とは、資源から新たな価値を生み出すことの総称です。
製造とは、資源から製品を造り出すことの総称です。
では、生産設備と製造設備は?
生産設備とは、資源から新たな価値を生み出す設備・・・生産で使う設備全般
製造設備とは、資源から製品を造り出す設備 ・・・加工設備/組立設備
表に纏めると下記のようになります。
検査設備/インフラ設備は定義として結構微妙で、ものによっては製造設備って呼んでる会社も多そうです。
| 分類 | 生産設備 | 製造設備 |
| 搬送設備 | 〇 | ー |
| 加工設備 | 〇 | 〇 |
| 組立設備 | 〇 | 〇 |
| 検査設備 | 〇 | △ |
| インフラ系設備 | 〇 | △ |
| 情報系設備 | 〇 | ー |
まとめ
今回は初級編の第47回で生産設備に関して説明しました。
生産設備の全体像を掴めたのではないかと思います。
今後も生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
げーちゃんでした。
工程と生産設備は、
全工程 :搬送、インフラ、情報設備
工程のみ:加工設備、組立設備
その他 :検査設備(受入工程、検査工程以外もあり)
生産設備とは、資源から新たな価値を生み出す設備
製造設備とは、資源から製品を造り出す設備
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