どーも、げーちゃんです。
本日のテーマは「依頼書、仕様書、図面、成果物」についてお話します。
第6~22回は、企画書の中身を丁寧に説明してきました。
第23回以降は、企画書を元に生産準備する4Mについて詳しく説明したいと思います。
第24回~第33回で生産準備で必要な4Mの帳票について纏めました。
生産準備の帳票は、今回の第33回で最終回です。
・依頼書、仕様書、図面、成果物の関係
前回の復習
生産準備と帳票(初級編 24回)にて、ご説明した4M別の帳票に関して紹介します。
4M別の帳票
今回取り扱うリストは、青ハッチのところです。
| 4M | 標準 | リスト | 依頼書/仕様書/図面 | チェックリスト |
| 材料 | 材料標準 | 部品表 | 部品図面 | 図面DRチェックリスト |
| 方法 | 工法標準 作業標準 検査標準 | 工程表 工程FMEA QC工程表 | 生産ライン構想 | ライン立上チェックシート |
| 設備 | 設備標準 治具・治工具標準 | 治具・治工具リスト 設備リスト メンテナンスパーツリスト (治具/設備) | 治具・治工具依頼書 治具・治工具仕様書 治具・治工具図面 設備設計依頼書 設備仕様書 設備図面 | 治具DRチェックリスト 設備DRチェックリスト 治具日常点検リスト 設備日常点検リスト |
| 人 | トレーニング標準 | スキルマップ | トレーニング一覧 | トレーニングテスト・記録 |
| 製品 | 製品標準 | 製品一覧 | 製品図面 | 図面DRチェックリスト |
依頼書、仕様書、図面、成果物の関係
依頼書、仕様書、図面に、成果物ついて詳しく説明します。
まず4M別の帳票での依頼書、仕様書、図面をもう少し分解してみます。
依頼元の部署、依頼先の部署を付け加えてみました。
| 4M | 依頼元 | 依頼先 | 依頼書 | 仕様書 | 図面 |
| 材料 | 部品 設計 | 部品 設計 | ー (依頼元先同じ) | ー (依頼元先同じ) | 部品図面 |
| 方法 | 組立 生技 | 組立 生技 | ー | ー | 生産ライン構想 |
| 設備 | 組立 生技 | 治具 設計 設備 設計 | 治具・治工具 依頼書 設備設計依頼書 | 治具・治工具 仕様書 設備仕様書 | 治具・治工具図面 設備図面 |
| 人 | 製造 | 製造 | ー (依頼元先同じ) | ー (依頼元先同じ) | トレーニング一覧 |
| 製品 | 製品 設計 | 製品 設計 | ー (依頼元先同じ) | ー (依頼元先同じ) | 製品図面 |
イメージとしては、下図のように依頼元で依頼書&仕様書を準備する。
その後、依頼先で図面作成し、完成したら仕様書の要求仕様が図面へ正しく反映できているかを依頼元と依頼先で協業し、図面DRするという流れです。
図面DRで問題なければ、図面通りに成果物を依頼先で作成し、成果物が完成したら依頼元と依頼先で協業し、成果物DRするという流れです。

依頼書とは
依頼書とは、依頼先への依頼内容を纏めた帳票です。
具体的には、いつまでに、何を、どうして欲しいかを5W1hで纏めた帳票です。
依頼書って、そもそも他の人に仕事を依頼するために使います。
ってことは、自部門で完結する場合(依頼元先が同じ)、依頼書は発生しません。
先ほどの例ですと、4Mの「材料」の部品図面は、部品設計部門で完結する場合、依頼書は不要です。
同様に、4Mの「方法」「人」「製品」は、依頼書は、不要です。
一方、開発設計→部品設計等の依頼元と依頼先が違う部門の場合は、依頼書必要です。
治具設計や設備設計の専用部門(いわゆるメカ屋)がある場合は、組立生技から治具設計部、設備設計部へ依頼することになるので、依頼書が必要となります。
仕様書とは
仕様書は、要求する成果物を定義する帳票です。
具体的には、依頼書を具体化してどんな成果物が欲しいかを定義するための帳票です。
仕様書は、基本的に他の人に依頼内容を伝えるために使います。
ってことは、自部門で完結する場合は対外的な仕様書は発生しません。
どちらかというと、仕様書は内部レビュー用に上司と仕様を握るために使います。
大きな規模な場合は、特に内部レビュー用であっても差戻を少なくするために、結構気合い入れて仕様書を作ります。
図面とは
図面とは、仕様書を具体化した帳票です。
だからこそ、図面が完成したら仕様書の要求仕様が図面へ正しく反映できているかを図面DRで確認します。
仕様書に書いてないことを後出しで要求すると、設計者にとっても嫌われます。
相手の時間を大切にするためにも、差し戻しを少なくするためにも、仕様書はしっかり作りましょう。
成果物とは
成果物とは、図面を実物として具現化したものです。
だからこそ、成果物が完成したら図面通りにできているかを成果物DRで確認します。
成果物DRとは、設備DR、治具DRに相当します。
ここでミスが発覚すると更に設計者の時間が消費するので、源流の仕様書作成で対策できるようにしましょう。
逆に、ここで歯止めをかけれないと、製造に影響します(最悪のケースでは、リコールもありえます)。
まとめ
今回は初級編の第33回で生産準備の帳票(依頼書、仕様書、図面、成果物)に関して説明しました。
依頼書、仕様書、図面、成果物の関係を知ることで、業務への理解が深まるので、しっかりと勉強しましょう。
今後も生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
げーちゃんでした。
- 依頼書とは、依頼先への依頼内容を纏めた帳票
- 仕様書とは、成果物の仕様を定義する帳票
- 図面とは、仕様書を具体化した帳票
- 成果物とは、図面を実物として具現化したもの
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