生産準備の起点(初級編 第3回)

03 初級編

どーも、げーちゃんです。

本日のテーマは「生産準備の起点」です。

生産準備で最も重要な情報は製造図面と生産計画の二つです。これらの情報を元に工程設計→生産準備の中で、4Mが準備されます。

今回は、この生産準備の起点とも言える製造図面と生産計画がどのように生産に関わっていくかを説明したいと思います。

この記事で学べる事

・製造図面、生産計画の位置づけ
・製造図面、生産計画と4Mの関係

製造図面と生産計画の位置づけ

生産準備の起点は、何を造るか?何時迄にどれだけ作るか?

生産準備を進める上で、最も重要な情報は何か。それは何を何時迄にどれだけ作るか?という情報です。これらの情報が起点となり、社内の様々な部門がエンジニアリングチェーンの各フェーズにて、企業活動を行うこととなります。

「何を造るか?」を明確にするための「製造図面」
「何時迄にどれだけ作るか?」を明確にするための「生産計画」

更に上流に利益計画というのもありますが、別の機会に触れたいと思います。これ以降では、製造図面、生産計画に対して、深堀していきたいと思います。

製造図面とは

まず製造図面も様々な種類があると思いますが、代表的な組図、部品図、部品表の三種類があります。詳細は、下記です。

  • 組図 :部品をまとめて一つの製品として表す図面です(部品同士の配置等)
  • 部品図:個々の部品の形状や寸法、材質、加工情報等を詳細に示した図面
  • 部品表:組図で使われている部品の一覧表

組図、部品図、部品表のイメージ図を下図で載せます。あまり精度良くないので、参考程度に雰囲気を掴んで頂けるとありがたいです。

組図、部品表、部品図

※特に、部品図の寸法は適当なので勘弁してください m(__)m

部品図

製造図面と4M

まず製造図面の情報から、「組立情報」、「加工情報」、「部品情報」が抽出します。

これらの情報を元に4Mに分解され、具体化されていきます
何の材料が必要か?どう作るか?何を使うか?何人で作るか?)。

また何人で作るかだけは、生産量によって人数が異なりますが、
ここでは1製品作るの何時間必要かという観点で情報が整理されます(所謂、標準工数)。

製造図面が4M情報に分解される図

生産計画(大日程)とは

次にマスタースケジュールとなる大日程(日程、数量)に対して、製品+4Mの計画が策定されます。下記は、大日程の見本です。

マスタースケジュール、大日程

4Mと生産計画

具体的には、下表のような計画が立てられ、4Mの準備状況(つまり、生産準備の進捗)を管理していくこととなります。

分類計画種類
製品全体】大日程(日程、数量)
新規図面DR日程導入試作日程
Method新規新工法検討日程導入新工法導入日程
Machine新規新設備開発日程導入新設備供給日程
Man新規新入社員採用計画導入新人教育日程
Material新規新材料検討計画導入新規部材供給日程

ここからも分かるように、製造図面、生産計画が生産準備の起点の情報といえます。これらのエンジニアリングチェーンでの活動をシームレス(無駄なく、隙なく)に実行すべく、PLMなどの仕組みを導入する企業も非常に多いです。

用語

・PLM: Product Lifecycle Management、製品ライフサイクル管理

まとめ

今回は初級編の第3回で「生産準備の起点」に関して、製造図面、生産計画、4Mの視点でお話しました。

今後も生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

げーちゃんでした。

  • 「何を」製造図面で明確化
  • 「何時迄にどれだけ作るか?」を生産計画で明確化
  • 製造図面から4Mへ分解&具体化
  • 生産計画から4M計画へ具体化

ガイド記事はこちら

エンジニアリングチェーン解説(初級編ガイド1)

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