【初級編】第17回 活動背景とは

03 初級編

どーも、げーちゃんです。本日のテーマは、「活動背景」です。生産技術の企画は、【初級編】第6回 生産ラインの企画で説明しました。そこから、長々と【Target】活動目標(KGI/KPI)の部分を「初級の7回~16回の10回分で説明してきました。本日は、企画書の【なぜ:Why】活動背景の部分を中心に説明したいと思います。

活動背景の役割

入社1~2年目の生産技術のエンジニアは、先輩に教えて貰いながら業務の経験を積んでいる頃かと思います。そして、技術系総合職として採用されている場合であれば、少しずつ社内プレゼンの機会も増えているのではないでしょうか。

私も同じような頃、報告会で、上司に「誰のなんのためにその活動が必要なのか?」と言われ、「????」って感じなったのを経験しています。

また特に中堅以降では活動背景を説明する場面も増えるのではないでしょうか。

報告会や企画書の「活動背景」の役割は、ずばり「活動の必然性」の重みづけです。

なぜ企画が必要か?なぜこの活動が必要か?の説明を冒頭に入れることで、大事な活動あると主張するわけです。

活動背景を設定、把握していないとやる意味がない認定、或いは、上司からのやらされ仕事で作業だけしている人認定されます(一生懸命やっているのに、ひどい話ですが・・・)。

業務分類と企画

担当業務を大きく分類すると、下記のような4つあります。

1.定型業務:標準化された業務(ルーチンアプローチ)
2.改善業務:分析型の業務(リサーチアプローチ)
3.設計業務:企画型の業務(デザインアプローチ)
4.専門業務:高度知識型の業務(エキスパートアプローチ)

これらを図解すると下記のようになります。

生産技術が求められるのは、第1象限の設計業務です企画型業務何も考えずに、工程設計をかけて、生産準備し、生産ラインを作ることもできますが、そうすると、その生産技術の業務は、第3象限の定型業務に近づきます(実績のある生産ラインのコピー)。精々、ちょっと改善して第4象限の改善業務になってしまいます。これでは、そもそも企画書すら必要ありません。

活動背景の本質は「現状」と「目指す姿」

じゃあ、企画には何が必要か?それは現状(As-Is)と目指す姿(To-Be)です。現状がどんな状態で何を目指しているか。これが最も重要なポイント。特に、活動背景で語られるべき対象は、自分の活動の1つ上の視点で書くのがいいでしょう。

今回は、生産ラインの企画なので、工場の現状、工場の目指す姿です。

次に、現状と目指す姿のGAP(差)を可視化することで、何が課題かを明確化します。今回の場合だと、工場の現状と目指す課題に対しての課題、つまり、工場課題を設定します。

最後に、工場課題に対して、本活動はどの位置づけか(生産ラインの位置づけ)を明示します。

例えば、マザー工場としての技術発展に貢献するという位置づけ(横展開前提)、量産工場としてより大きな利益を生む生産ラインの位置づけなど色々あります。

ここまでを明確にして、初めて活動の必然性を明確にできるということです。

このように自分の業務や活動が一つ上の視点で、どう影響しているかを説明することで、大事な活動であると幹部へ伝えます。

基本、立場が偉くなればなるほど、活動背景とインパクト(QCDの数字)を重要視します(やる意味あるのか?→やる意味あるんなら、どれくらいええの?って感じ)

活動内容を丁寧に見てくれるのは、部長級くらい迄です(これは報告自体というよりは、教育の意味合いが強いですが)。

相手の興味の方向性は、しっかり理解しておきましょう。

まとめ

  • 活動背景は、「活動の必然性の重みづけ」の役割
  • 活動背景の内容は、一つ上の視点の「現状」と「目指す姿」
  • 現状と目指す姿のGAP(差)を可視化 ⇒ 課題を明確化
  • 工場課題に対して、本活動の位置づを設定

今回は初級編の第17回で「活動背景」について説明しました。プレゼンや企画で必須の考えなので、しっかりと押さえておいてくださいね。今後も引き続き、生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

げーちゃんでした。

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