生産レイアウトとは(初級編 第20回)

03 初級編

どーも、げーちゃんです。本日のテーマは「活動計画」です。

生産技術の企画は、生産ラインの企画(初級編 第6回)で説明しました。

本日は、企画書の【どこで:Where】生産レイアウトの部分を中心に説明したいと思います。

この記事で学べる事

・生産レイアウトの考え方
・生産レイアウトの役割

生産レイアウトとは

生産レイアウトとは、ずばり、生産する地域や工場を選ぶことです。

また複数の拠点や工場で生産する場合は、それらの生産量の比率を決定することです。

具体的な情報は、下記のような感じです。生産拠点、工場、生産比率、納入先、おまけで人件費も載せました(2026年時点だと、こんなもんかと思います)。

生産拠点工場生産比率納入先人件費
日本豊田工場10%げーちゃんカンパニー(株)1500円/h
ベトナムハノイ工場50%げーちゃんカンパニーベトナム(株)235円/h
エジプトカイロ工場40%げーちゃんカンパニーイギリス(株)370円/h

生産レイアウトの役割

生産レイアウトは、ずばり生産戦略の要です。

この生産レイアウト次第で儲かるも儲からないも決まるくらいの大事な項目です。

大きく、下記の4つの視点があります。

 Q:品質視点  ・・・工場品質(歩留まり/不良率、工程内欠点率)等
 C:コスト視点 ・・・製造+物流コスト(人件費、部材費、物流費、拠点維持費等)
 D:納期視点  ・・・納入先との近さ(物流リードタイム、物流リスク)
 開発/技術視点 ・・・マザー工場(技術確立のための日本拠点)

どこで作れば「品質がよいか」、「安いか」、「納入先へ安定供給できるか」が基本です。

生産ラインの完成度も重要ですが、実はコスト構造の大部分はここで決まります。

これらの視点を踏まえて、生産レイアウトの選定理由を考えると下記のようになります。

拠点工場生産レイアウトの選定理由
日本豊田工場①マザー工場として生産技術/製造技術を日本に残すため
②日本で確立した技術を海外拠点へ展開する
ベトナムハノイ工場①人件費が安いため
②納入先に近くて物流リードタイムが安定する
③製品の品質がいい
エジプトカイロ工場①人件費が安いため
②納入先に近くて物流リードタイムが安定する
(製品の品質は課題を抱えるため、教育は課題)

ちょっと特殊なのは日本の生産の位置づけで、あえてコスト的には高いが国産を残して、製造技術/生産技術メンバーや製造メンバーの教育等に使う場合もあります。

コスト的には高くて悪なのですが、国産を残さないと国内の人材が空洞化して、何かあったときに対応できなくなります(コスト目線では必要悪的なポジションです)。

まとめ

今回は初級編の第20回で「生産レイアウト」について説明しました。

工程設計、生産準備では、生産ラインの良し悪しを考えることが多いですが、実はコスト構造の大部分は生産レイアウトで決まってたりする重要なポイント。

生産技術としては、生産レイアウトの意思決定するチャンスはあまりありませんが、しっかりと押さえておいてくださいね。

今後も生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

げーちゃんでした。

  • 生産レイアウトとは、生産する地域や工場を選ぶこと
  • 生産レイアウトは、QCD+開発/技術視点で決まる
  • 生産レイアウトで、コスト構造の大部分は決まる

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