製品特性と新規性(初級編 第21回)

03 初級編

どーも、げーちゃんです。本日のテーマは「製品概略と新規性」です。

生産技術の企画は、生産ラインの企画(初級編 第6回)で説明しました。

本日は、企画書の【なにを:What】製品特性と新規性の部分を中心に説明したいと思います。

この記事で学べる事

・製品特性の役割
・製品に関わる新規性の役割

製品特性と新規性とは

今回で生産ラインの企画する製品に対して、製品特性と新規性を明確化する必要があります。

具体的には、製品特性で①製品の概略図、②製品の説明、新規性で、③製品にかかわる新規性(4M)の3点を明確にすれば、よいのではないでしょうか。

製品特性とは

製品特性(①製品の概略図、②製品の説明)の役割は、大まかな製品のイメージ、製品の位置づけ等を理解して貰うことです。

これらの情報を企画書に記載することで、何を扱うかを明確に示すことがあります。

今までに類似の製品を扱ったことがある場合などは、それらの違いを次の「製品に関わる新規性」で明確にします。

製品に関わる新規性とは

製品にかかわる新規性(4M)の役割は、工程設計する際の変化点を可視化し、取りこぼしのないように準備するためです。

これらの情報を企画書に記載することで、今回の目玉となる取り組みをアピールできます。

企画書の表記イメージ例

具体例としては、下記のようになります。

製品の概略図製品説明新規性(4M)

2026年モデル
【従来2025年モデル比較】
・処理速度UP:20%
・サイズダウン:10%
【ターゲット】
・ヘビーユーザー
材料:高圧対応の新規金属カバー
方法:①新技術:サイクロン技術
   ②新工法:トルネード工法
装置:新設備のXビーム搭載機
  (高圧対応の新規金属対応)
人 :特別資格保持者の作業者限定
  (トルネード工法の認定)

新規性の重要性

新規性というのは、把握されていないリスクの塊です。当たり前といえば、当たり前ですが、初めてなので何を気を付けないといけないかが分からないのです。

なので、製造現場に移管する前に、徹底的にリスク抽出を行い、標準化し、製造現場に向けて教育します。

具体的には、下表のような対応を実施します。

4M内容リスク抽出標準教育
材料高圧対応の新規金属カバー・部品DR
・DRBFM
部品標準製造向け
方法①新技術:サイクロン技術
②新工法:トルネード工法
・工法検討
・工程FMEA
・QC工程表
設計標準
生技標準
品質標準
製造向け
装置新設備のXビーム搭載機
(高圧対応の新規金属対応)
・装置DR(治具DR)
・工程能力確認
・リスクアセスメント
設備標準製造向け
特別資格保持者の作業者限定
(トルネード工法の認定)
・作業検討
・リスクアセスメント
製造標準製造向け

今回は、詳しく中身を説明しませんが、4Mに分けて考えるとリスク抽出の仕方は、結構定型なので、一度覚えてしまえば、やることは決まってます。

スキル差で結果が異なるのが、リスク抽出の中身をどうやってするかって方法や視点などがベテランの方と大きな違いです。

リスク抽出に関しては、自分で一旦やってもいいですが、かならずベテランさんにも見てもらいましょう!

リスクを減らす意味でも、ベテランさんのお墨付きをもらえたという合意形成の意味合いも強いので、面倒くさがらず巻き込みましょう。

本当にこれ大事です。

まとめ

今回は初級編の第21回で「製品概略と新規性」について説明しました。

今回説明した新規性の項目は、リスク抽出の観点で非常に大事なポイントです。

把握されていないリスクを明確化し、標準&教育へ落とし込みへ繋げる点は、しっかりと押さえておいてくださいね。

今後も生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

げーちゃんでした。

  • 製品特性は、製品イメージ、製品位置づけを明確化
  • 新規性は、工程設計の変化点で、把握されていないリスクの塊
  • 新規性は、リスク抽出⇒標準化⇒教育!

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