どーも、げーちゃんです。本日のテーマは、「生産準備の起点」についてお話します。
製造図面と生産計画の位置づけ
生産準備を進める上で、最も重要な情報は何か。それは何を何時迄にどれだけ作るか?という情報です。これらの情報が起点となり、社内の様々な部門がエンジニアリングチェーンの各フェーズにて、企業活動を行うこととなります。この「何を」を明確にするために製造図面が存在し、「何時迄にどれだけ作るか?」を明確にするために生産計画を立てます。更に上流に利益計画というのもありますが、別の機会に触れたいと思います。これ以降では、製造図面、生産計画に対して、深堀していきたいと思います。
製造図面と4M
まず製造図面も様々な種類があると思いますが、代表的な組図、部品図、部品表の三種類があります。詳細は、下記です。
- 組図 :部品をまとめて一つの製品として表す図面です(部品同士の配置等)
- 部品図:個々の部品の形状や寸法、材質、加工情報等を詳細に示した図面
- 部品表:組図で使われている部品の一覧表
これらの製造図面の情報から、「組立情報」、「加工情報」、「部品情報」が抽出され、これらの情報を元に、何の材料が必要か?どう作るか?、何を使うか?何人で作るか?の4Mに分解され、具体化されていきます。何人で作るかだけは、生産量によって人数が異なりますが、ここでは1製品作るのに何人(何時間)必要かという観点で情報が整理されます(所謂、標準工数)。

4Mと生産計画
次にマスタースケジュールとなる生産計画(日程、数量)に対して、製品+4Mの計画が策定されます。具体的には、下表のような計画が立てられ、4Mの準備状況(つまり、生産準備の進捗)を管理していくこととなります。
| 分類 | 計画種類 | |
| 製品 | 【全体】生産計画(日程、数量) | |
| 【新規】図面DR日程 | 【導入】試作日程 | |
| Method | 【新規】新工法検討日程 | 【導入】新工法導入日程 |
| Machine | 【新規】新設備開発日程 | 【導入】新設備供給日程 |
| Man | 【新規】新入社員採用計画 | 【導入】新人教育日程 |
| Material | 【新規】新材料検討計画 | 【導入】新規部材供給日程 |
ここからも分かるように、製造図面、生産計画が生産準備の起点の情報といえます。これらのエンジニアリングチェーンでの活動をシームレス(無駄なく、隙なく)に実行すべく、PLMなどの仕組みを導入する企業も非常に多いです。
※PLM: Product Lifecycle Management、製品ライフサイクル管理
まとめ
- 「何を」製造図面で明確化
- 「何時迄にどれだけ作るか?」を生産計画で明確化
- 製造図面から4Mへ分解&具体化
- 生産計画から4M計画へ具体化
今回は初級編の第3回で「生産準備の起点」に関して、製造図面、生産計画、4Mの視点でお話しました。今後も引き続き、生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
げーちゃんでした。

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