どーも、げーちゃんです。本日のテーマは、「設計と改善の本質」です。
設計も改善もよく聞く言葉ですが、これら二つの概念の違いがエンジニアにとって、非常に大切な意味を持ちます。本日は、これらに関して深堀していきたいと思います。
知っているようで知らない設計という言葉
設計=図面を書くというようなイメージがあると思います。図面を書く設計、つまり、製品設計や建築設計等のものづくりをイメージしたのではないでしょうか。勿論、辞書的な意味合いであれば、これも大正解です。しかし、作業設計、工程設計、ライン設計等、エンジニアとしては、更に理解を深めたいところです。なぜなら図面を書かない設計も現実あるからです。一体、設計って何だろうと。これらに関して解決したいと思います。
ずばり、設計とは、Input(入力、資源)、Process(加工、ロジック)、Output(出力、成果物)を決めることをいいます。(頭文字をとって、IPO)
先ほどの例も含めて、下表のように纏めました。設計業務のイメージが少し掴めてきたのではないでしょうか。
| 分類 | Input(入力) | Process(加工) | Output(出力) |
| 製品設計 | 材料 | 加工&組立指示 | 製品 |
| 建築設計 | 土木 | 加工&組立指示 | 建設物 |
| 作業設計 | 人+材料+設備 | 作業検討 | 作業指示 |
| 工程設計 | 人+材料+設備 | 工法&作業指示 | 工程 |
| ライン設計 | 工程 | レイアウト検討 (配置&整流化) | 生産ライン |
| プログラミング | データ | ロジック | 出力結果 |
| 業務設計 | 判断材料 | 判断基準 | 成果物 |
改善ってなんだろう
一方って、改善とは、なんでしょうか?今よりも良くすること?これは、これで正解なのですが、もう少し正確に表現すると、
改善とは、設計されたIPOを前提に、Input、Processを修正し、Outputを最大化、或いは、Inputを最小化する活動と言えるでしょう。
つまり、改善活動は、現状ベースの活動となります。そのため、現状を把握するために分析をするため、改善型の業務をリサーチアプローチということもあります。対して、設計型の業務(企画型の業務)をデザインアプローチと呼びます。
生産技術職にとって現場改善は美徳か?
誤解を恐れず、はっきりと申し上げると、現場改善は生産技術のメイン業務ではありません。なぜなら、生産技術は、工程設計を初め、設計型の業務だからです。生産技術責任は、目標達成できるような4M、生産ラインを製造移管することであり、問題を抱えた生産ラインを現場で渡し自ら現場で改善することではありません。これでは生産技術の現場改善は尻ぬぐいです(製造現場の改善は素晴らしいことです)。
まとめ
- 設計とは、Input、Process、Output(IPO)を決めること
- 改善とは、現状のIPOベースに、Output最大化、又はInput最小化すること
- 生産技術の現場改善は、尻ぬぐい
今回は初級編の第4回で「設計と改善の本質」に関して、設計、改善について、Input、Process、Outputの視点でお話しました。今後も引き続き、生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
げーちゃんでした。

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