【初級編】第2回 生産準備の流れ

03 初級編

どーも、げーちゃんです。本日のテーマは、「生産準備の流れ」です。

フェーズと位置づけ

【導入編】第2回 生産技術の役割にて生産準備は、エンジニアリングチェーンの一部であることを説明しました。生産技術がかかわるエンジニアリングチェーンの業務は、大きくは、①製品設計、②工程設計、③生産準備、④製造、⑤保守の順にフェーズが進みます。その中で下表のようなフェーズの役割、各部門の動きがあります。細かくは、次で説明します。

製品設計

 まず、①製品設計に関してですが、これは製品図面の精度を上げるフェーズとなります。開発設計部門が作った製造図面に対して、生産技術、品質保証、製造等から様々な要件や要望して、図面を作り上げていく業務となります。これらの業務を図面DR(Design Review)といいます。また同じ位のタイミングで、図面情報をデータ化します(設計BOMなど ※BOM:部品表)。これらをもとに生産に必要な部材(特に直接材料)の数量を見積もり、生産までに必要な部材の調達の事前調整などを進めます。

工程設計

 次に、②工程設計に関してですが、これは生産ライン構想を作り込むフェーズとなります。製品図面と設計データ+試作品、生産量や工場の条件をもとに生産ライン設計をかけます。試作品やお試しの製造工程を作り、トライアルすることで工程設計の精度を上げます。経験のない、或いは経験の浅い新規性の強い技術等は、早期から検討が始まり、着実に問題点のつぶし込みを行います。

生産準備

 第三に、③生産準備についてですが、これは工程を作り込むフェーズをなります。ここでは量産相当の生産ラインを目指して、本格的な生産ラインの準備を進めます。本型(量産で使う設備などを使った工程)、本工程(量産と全く同じ工程)など、レベルの差はあれど、意気込みは本番さながらの準備です。一つ一つの工程を本工程に変えるべく、小さな問題まで対策した4Mを準備します。生産技術では、特に設備、工法の準備が主戦ですが、製造メンバー(特に、リーダークラス)へのトレーニングを行い、また指導したリーダークラスのメンバーが作業者へ教育したりします。

製造と保守

 最後に、④製造についてですが、ここではQCDの必達が最大のミッションになります。生産ライン設計で想定した、Q(品質:歩留まり)、C(コスト:能率)、D(納期:生産量確保)を達成すべく、ランプアップしながら(生産量を少しずつ増やしながら)、目標をクリアさせます。目標がクリアされれば、生産技術から製造に責任を移管させて、自立的に製造にて生産を継続させることとなります。その後、⑤保守にて設備、人などを中心とした4Mを高い水準で保ち(メンテや教育など)、量産機能を維持させます。

まとめ

  • 製品設計:図面精度を上げるフェーズ
  • 工程設計:生産ライン構想を作り込むフェーズ
  • 生産準備:工程を作り込むフェーズ
  • 製造  :量産化+QCD目標を必達させるフェーズ
  • 保守  :量産機能を維持するフェーズ

今回は初級編の第2回で「生産準備の流れ」を前後の業務も踏まえてお話しました。今後も引き続き、生産技術関連の知識を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

げーちゃんでした。

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